第26回「公害なくせ!兵庫県民大集会」
対県交渉報告

1998年12月25日
神戸市教育会館404号室
文責:丸山

出席者
県:勝野聡一郎(県生活文化部環境局環境政策課環境影響審査室係長)
市民ネットワーク:岡、丸山

市民ネット:  @神戸市環境基本計画との矛盾A二酸化炭素が大幅に増加する問題B石炭火力発電設備受給見通しが下方修正され、神鋼火力発電所がはみ出す問題C重金属・毒性微量物質の問題D温排水・水質汚染の問題について質問した。
県:  @環境影響評価手続きに基づき知事意見書を出した。担保するため、神戸市と神鋼で環境保全協定を結んだ。県は立会人、後見人みたいなもの。知事意見書が入っているかどうか?入っておればOK。しかし、それだけやっとったら後何もしなくてよいというものでない。すべて満足する事業活動をしなければならない。A二酸化炭素は計算上やむを得ない。B神鋼石炭火力発電所は国の施策に位置づけられていると認識している。C運開した時の濃度監視の方が大事。項目・頻度・方法などを本日の午後、神鋼と打ち合わせする。D実際に水温7度も違うことはない。マイナス方向かプラス方向に傾くか不明。漁業への影響は少ない。
市民ネット:  @環境保全協定は、神戸市環境基本計画SO2の2010年目標値を超えている。県が立ち会ってこれを認めたのは問題だ。A二酸化炭素の排出量が現在の2.5倍になるのに、仕方ないではすまない。対象地域と指定した中央・灘・東灘区、芦屋市への熱エネルギー供給すれば、相当減らせる。Bアメリカの調査で石炭火力発電所からダイオキシン発生の報告がある。午後から神鋼と話し合った項目など教えてほしい。
県:  @思いは現状レベルに押さえることでは同じ。しかし、いつ実現できるか明らかにするよう迫ったが、「事業者は自信がない」というので、妥協の産物であのような協定になった。A脱炭酸技術が開発されてない。可能な限りの有効利用、さらにもっと頑張るよう要請している。それに相当することは難しい。中国や東南アジアに植林するようすすめ実現できるめどがついた。B今日、話をして伝える。

 10時からの予定が30分遅れで始まり、挨拶で約10分、1時間20分を4団体で交渉をするので、各団体とも消化不良、43号道路公害においては、肝心の県警が出席せず全く交渉にならなかった。市民ネットはトップだったので、他団体よりは多く時間をとれたが、消化不良は否めない。昨年は最期だったので12時を相当オーバーしても消化不良だった。今後、交渉のやり方を検討する必要があると感じた。

以上