火力発電所問題全国連絡会の
電事連・総理府・政党要請行動

1998年6月8日
(文責・丸山)

  1. 集合・打ち合わせ・・・・10:30東京駅丸の内北口
    1. 署名集約:9,849筆(第1次集約分)
    2. 参加:
       徳島・橘湾巨大石炭火電に反対する会(渡辺)(伊賀)
       芸南地区火電阻止連絡協議会(松田)
       住金埋め立て地にLNG火力をつくらせない会(中村)(姫田)
       火力発電所問題を考える市民ネットワーク(丸山)
       舞鶴石炭火電反対共闘会議(橋本)
       北茨城青い海と空を守る会(丹)(鈴木)(堀江)
       北茨城石炭火発を考える高萩市民の会(深谷)

  2. 政党要請行動(11:00〜12:00)
     4班に分かれて政党の政策責任者に要請行動を行った。

    • 1班:松田・渡辺・伊賀
       @社民党(秋葉議員秘書、辻本議員秘書)資料を渡して説明。政策としては「石炭を減らしてLNGを増やすしかない。
       A民主党(伊藤議員秘書)資料渡して説明。具体的政策なし、電力はベストミックスで。

    • 2班:中村・姫田・橋本
       B自由党(中村議員秘書)入り口で立ち話。資料手渡し。
       C共産党(吉井議員秘書)話は聞いていなかったとのことだったが、親切に話を聞いてくれた。署名の4項目を説明。隣が穀田議員(京都出身)だったのでついでに説明した。(舞鶴・橋本氏)

    • 3班:深谷・丹
       D新党さきがけ(水野議員秘書)立ち話。資料手渡し。
       E新社会党(矢田部議員本人)詳しく話した。環境問題に力を入れて取り組む。

    • 4班:鈴木・丸山
       F新党平和(坂口議員秘書)詳しく話をした。火電建設計画がこれだけ多いのに驚いて  いた。議員によく伝える。
       G自民党(山崎議員秘書)詳しく話した。全然知らなかった。議員によく伝える。

     ※火力発電所問題について、全国的・地球的視野で運動団体が政党に働きかけたのは、今 回が初めて。政党・国会議員は実態を全く把握していない。今後も働きかけを継続して いく必要がある。

  3. 電気事業連合会要請行動(13:00〜14:20)
     総務(新妻・平)立地環境部(市川・影山)
    1.  署名を手渡し(署名は電事連側が確認したうえで、もってかえって欲しいと要望した  ため持ち帰る)
    2.  通産省の諮問機関である電事審が発電事業計画を下方修正した。これに見合う発電所建設計画に変更すべきだとの我々の指摘に、「需要がある限り供給義務があるので発電所を作らなければならない。」「電事審のは目標数値で省エネを一生懸命やるのが前提、今のままではとてもその通りの省エネは出来ない」などの発言があった。また、2007年目標はあるが、政府目標値を上回るものであり、2010年政府目標値に対応する計画が電事連に無いことも明らかになった。
    3.  荒木電事連会長が電事審に参加して作った政府計画に沿った発電事業計画を電事連が  持っていないことの重要性を指摘し、国の基準に対応した計画を作るよう要請した。
    4.  各参加者から、各地の環境を守ってほしい、電力会社も従来の考えを変えてほしい等  々の要請を行った。

  4. 総務庁要請(14:45〜16:00)
     内閣総理大臣官房総務課(山岸・藤田)
    1. 署名を手渡し陳情趣旨を説明し、要望。
    2. 各参加者から地域の実情を説明し、要望。
    3. すべてメモに取り、総理によく伝える。

  5. 今後の運動
    1.  署名目標を10万筆とし、11月の碧南での次回交流会に持ち寄ろう。
    2.  各地の運動をすすめ、その成果や教訓を持ち寄ろう。
    3.  70年代の全国連絡会の運動経験を報告してもらう(愛知のドクター)の提案が芸南  松田氏よりあった。地元の運動にプラスになることと地元の意向・計画と十分調整し  て行くことになった。また、石炭灰の処分を全国的に調べるべきとなった。
    4.  千葉県・銚子市の火力発電所反対団体(代表・戸石四郎氏)が連絡会に加入。高萩と  勿来の団体も連絡会に加入することが本決まりとなり、全国連絡会加入団体は15団  体となった。

  6. 記者室訪問・説明
    1. 環境庁記者クラブ
       約束していなかったが、幹事社(読売)の計らいで時事通信など3社の記者が応じて くれた。
    2. 通産省記者会
       約束していないと言うことでブリーフィングを断られた。資料を渡して各社に知らせ るとのことだった。

以上