火力発電中央区連絡会ニュース
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No.47 |
発行:神鋼石炭火力発電公害問題中央区連絡会
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事務局 東神戸診療所(電話 231−9031)
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2004.3.22 |
担当 石田 義信
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重金属の心配はないのか?神鋼石炭火力発電所
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畑 明郎氏(大阪市立大学大学院教授)を迎えて 学習会
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4月3日(土)ごご1時30分〜 於:三宮勤労会館308号室
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4月1日、神鋼石炭火力発電所は2号機が本格稼働し、いよいよ、140万キロワット出力体制にはいります。このことに抗議する意味もこめて、市民ネットでは、4月3日、決起集会を兼ねた学習会を開きます。講師は、土壌汚染研究の 第一人者の畑 明郎氏です。 石炭には、多種の重金属をはじめ微量元素が含まれています。その1つ、水銀は高温では気体となり、煙とともに一部は排出されます。広島の竹原石炭発電所が嫁働した年、周辺の松の木の年輪が狭まり、水銀が検出されました。人間は成長を止めませんが、木は成長が抑えられます。神鋼発電所は大丈夫なのか?話を聞いてみませんか。 また、昨年8月に行った神鋼周辺の海上ウォッチングの結果報告が、後藤隆雄氏(元神戸大学講師)からあります。これも少し心配な結果がでているようです。 ぜひ、ご参加下さい。(資料代 500円いります) |
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HAT神戸での学習会に14人 | ||||||||||
3月7日に開いた、HAT神戸での学習会には、雪の降る寒い日にもかかわらず、14名の方が参加されました。 講師の森岡芳雄先生は、独自に作成された神鋼石炭火力発電所の学習資料をパソコンからスクリ←ンに映し出しての講演でした。特に、小児科医として、近年ぜんそくのこどもが増えてきていること、就学前のこどもが多く、小学生以上の検診だけでなく、幼稚園、保育所などの子の検診が必要なことを強調されました。 大気汚染とぜんそくとの関連については、誰もが
汚染がひどくなるわけではなく、アレルギーを持った人(発症してなくても)が、チッソ酸化物の濃度が、3O ppbを超えるとぜんそくになる人が急激に増える。アレルギー性の人は今や3人に1人で増える傾向にあるので、本気で大気汚染と健康の調査をするなら、過去にアレルギー症状がでたことがあるか問診でもやりながら、調査すべきだ、と話されました。 この後、「いえの中に黒い砂のようなものが溜まるがなにだろうか」「なぎさ小学校のぜんそく児が多いのはなぜか」などの質問がだされました。砂様のものについては一度集めておいて、検査機関に持ち込むように、なぎさ小学校の北側には幹線道路が3本も走っており、その影響が強いことを伝え、年4回のNO2調査に参加してもらうことにしました。 |
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